医療の目標は、人々に健康的な生活を提供することである。しかし、この課題は人類にとっての永遠のテーマであり、その実現には長い時間がかかる。まずは、現状でできる事柄について、取り組んでいく必要がある。一方で、既に実現している技術を開発するには問題がある。新しい医療機器開発に取り組んでこそ、医療技術の発展に貢献することができる。

フリーエンジニアとして医療機器の開発に取り組む場合には、業界内の新技術や新製品について、多くの情報を獲得しておくべきである。場合によっては、開発に取り組んでいる医療機器が、すでに業界内で実現している可能性がある。もし同等の性能を持った医療機器や技術が存在していた場合には、今度は新機能やあるいは製造コストの削減よる価格ダウンといった新しいテーマへと、目標を修正する必要も出てくる。

フリーエンジニアとして医療機器開発の分野の新しい業界情報を手に入れていくためには、業界内の各機関や企業に対して、アンテナを張り巡らせることが役立つ。情報交換ができる関係者と人脈を広げ、最新の医療機器開発の情報について常に知ることができる環境を整えられる。業界内での医療機器や技術に関する情報を備えておくことが、無駄な開発で資金と労力、時間を費やさないために必要なことである。医療機器の開発業界の内情は常に変化している事から、状況に応じて常に目標を再設定できるように心がけておくことが望ましい。